2022/12/10 11:38


ブライダルリングが仕上がりました!!!
今回は遠方の方のご依頼できたので
LINE のビデオチャットで
じっくりとヒヤリングしました
お互いに顔を見ながらお話ししているので
安心しますし楽しい1時間でしたね
LINE とっても便利ですね
その後▶︎約1週間後にデザインを提案します
お互いに理想やイメージを伝えながら
幾度となくブラッシュアップしたのちに
最終デザインが決まりました!
LINEのやりとり履歴までも
僕にとっては、良き良き思い出です
僕のヒヤリングは特徴があります
ご依頼者さまが意識していること・無意識なこと
この2つをいったりきたりして
お似合いになりそうなポイントを見つけます
その際にはファッション史・アート史・建築史
ライフスタイル・スタイリイングの知識を
複合的に組み合わせています
そして基本的に【同じデザインはしません】
ジュエリーメーカーさんや百貨店さんでは
このような提案は難しいかもしれませんね
<ご依頼内容>
① やや細めの指輪
② 異素材のMIX
③ 他には無いようなオリジナルデザイン
④ ミル打ちなどのかわいい感じでもなく
⑤ 一般的なブライダルリングでもなく...
具体的なデザインをイメージするのって
難しいですよね... みんなそうですよ!
なんとなく... こんな感じで
そんなお気持ちを整えていくのが
私の役割かと思っていますから
よーく見ると2つの素材 見えますか?

ひねってピッタリと重なっているデザインを
【ギメルリング】といいます
通常の一本から出来ているリングと違い
作りが特殊で珍しいデザインのため
現在ですと出会う機会が少ないリングですね
ギメルリングの歴史は15世紀〜17世紀頃
ギメルリングという名前はラテン語で
「双子」という意味のGemini(ジェミニ)
2つのリングが組み合わさっていることから
この名前が付けられました
宗教改革の中心人物で「プロテスタント」が
生まれるきっかけになったドイツの宗教学者
ルターは1525年に奥さまと結婚する際
ギメルリングの結婚指輪をつくったそうです
リングの内側にはラテン語で
「神の結び給うもの、何人も解くことあらず」
と刻まれていました
今回は2つのリングが離れずに
ピッタリとくっついている状態で
お渡ししました 内側には記念日が...
歴史的文脈を熟考しながら
モダンなアウトプットをお届けできたこと
とてもうれしく思います
末永くお幸せにね!