2019/03/11 07:03
ARCHIVEとなるブライダルリングをご紹介くださいました!僕にとっては指輪は娘みたいなものなので. こうやって元気に愛されているのをたまに確認できるのは嬉しいものなんです. ありがとうございます!
前職のお取引先さんからご紹介していただきました顧客さまはとてもオシャレなお2人さん. 2人とも何を身につけてもキャラクターに同化してしまうほど雰囲気あるんです. いつものようにご興味あること好きことハマってることをヒヤリングしてみると... たくさんでてくるでてくる. 笑笑. ファッションはもちろんのことインテリアには古材やヴィンテージ. 家具屋散策や雑貨屋さん巡りなどアンティーク_ヴィンテージ_ファッショントレンドまで幅広く網羅している情報量には驚きます. それらもすべて飲み込んでお話し込みしてみました. まわりまわってこれから歳を重ねていくことを考えるとピカピカした新品!というかモノよりも. 初めから経年変化をしている雰囲気がピタリとフィットするはず! そんな話をしているとお2人はおもむろに僕の左手をジーと見つめはじめていた... それは僕と妻がプレゼントしあった指輪が5本ほど重ねづけしてある薬指. 指輪は15年くらいお風呂やシャワーでも外さずにしていたコノ子たちのような雰囲気が好みでした.
一言でクラシックといっても製作物や年代. 地域により様々なデザイン様式が残っています. 今回は丁寧にかたちづくられた石造りのギリシャ様式がシンプルな構成と経年変化による雰囲気が好みと思いましてご提案しました. ゴシック建築やバロック建築. ロココ様式の場合は芸術性と威厳があるのでチョット違うなと. 指輪の中央には月桂樹を配置して両サイドの側面にはミル打ち仕様. SHIMADANTIQUESはミル打ち大好きです. それは宝飾史の中でも1番古い装飾技法の1つとなります. 理由があります. 1500年ごろまでは石を研磨する技術が乏しく...原石のまま指輪や王冠などにセットされていました. 想像してみてください. キラキラとは輝いておりません. それを補いだけに石の周りやデザインを華やかに見せる効果を当時の彫金職人が考えて小さく小さく立体的なドットを連続して打ち込んでいきました. クラシカルで少しだけ煌びやかになりますね. 小さめの一粒ダイヤモンドには神殿の柱のようなデザインをしています.
僕の役目はあなたの [記憶の発掘] .
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