おかげさまでSHIMADANTIQUESのアーカイブ_2013年製作となるブライダルリングをご紹介しますね.  

ご依頼主の彼は僕にとって3人目のコンセプトデザインを手がけた方となります.   今でも年賀状を送りあっている間柄.   毎年お互いの子供の成長を喜んで.  時にはびっくりできるSHIMADANTIQUESらしい距離感.   それはここちよくて嬉しい瞬間です.

上

結婚指輪.

K18 ROSE GOLD素材.

RINGの両縁にはクラシックな[ミル打ち]をシンプルに配置.   SHIMADANTIQUESはミル打ち大好きです.   それは宝飾史の中でも1番古い装飾技法の1つとなります.   理由があります.   1500年ごろまでは石を研磨する技術が乏しく...原石のまま指輪や王冠などにセットされていました.   想像してみてください.  キラキラとは輝いておりません.  それを補いだけに石の周りやデザインを華やかに見せる効果を当時の彫金職人が考えて小さく小さく立体的なドットを連続して打ち込んでいきました.   クラシカルで少しだけ煌びやかになりますね.   

下

婚約指輪.

K18 ROSE GOLD素材.

1920年代のBABY RINGを元にして中央にはダイヤモンドを配置しています.   K18 ROSE GOLD(現在ではピンクゴールドともいいますね／100年前はローズゴールドという呼び名が主流でした！ロマンチックですね) はかわいいの一言です.    結婚指輪のデザインはANTIQUEを元とした婚約指輪の雰囲気を邪魔しないこと！シンプルでクラシック.  女性らしく可憐でいてエレガントさも内在するデザイン.   そして重ねて付けてみると [ティアラ] のようなイメージ.   結婚指輪が婚約指輪を包み込むように.  そっと守ってくれるような印象を感じますね.  旦那様はおおらかでお優しくなんでも許してくれるようなキャラクター.  SHIMADANTIQUESのBaby Ringのコンセプトをとても気に入っていただきましたので.それをもとに旦那様の雰囲気をレイヤーさせてもらいました.

僕の役目はあなたの [記憶の発掘] .

あなただけの魅力をONEデザインへ.